Everything Flows vol.1『万物は流転する』

代表の高木です。つい先日、49歳になりました。


CLASSLOBEを立ち上げるまでには、結構、いろいろな人生でした。

これまでずっと走り続けてきて、最近ようやく人生を振り返るようになってきた感じです。

最初の投稿になるので、まずは簡単に私のバイオグラフィーをご紹介します。
と言っても、かなり紆余曲折なので、ちょっと長くなります(苦笑)。

できれば、最後までお付き合いください。

1973年、富山県に生まれました。

小中高校は、野球に明け暮れた野球少年でした。

高校卒業と同時に、富山を離れて京都の大学に通うことになり、京都に移り住みました。

少々家庭環境が複雑だったので、大学時代の学費や生活費はすべて自分でまかない「超」がつくほどの貧乏学生でした。

学生時代に経験したアルバイトの数を数えると、20職種近くになります。


大学4年生の時、学生不可のところ、無理を言って(株)角川書店(現・KADOKAWA)の「関西ウォーカー」編集部にアルバイトとして採用して頂きました。

まず、最初の転機がこのタイミングだったと思います。

「関西ウォーカー」で約1年間、映画情報の編集をメインに仕事をさせて頂きました。

その後、同じ角川書店の「週刊ザテレビジョン」編集部に引き上げてもらい、東京へ引っ越しました。

そこでは、ドラマやバラエティなどテレビ番組の取材、タレントのグラビア撮影などの仕事をさせていただきました。

2000年春。東京での編集者生活の後、どうしてもフリーのノンフィクションライターになりたくて、角川書店を退職、単身、タイのチェンマイに渡りました。

この転機も、私のその後に大きな影響を与えました。

タイには今も未解決の社会問題がたくさんありますが、1990年代後半のタイは、今ほど経済発展しておらず、貧困や差別の問題が多かった国です。

私が取材したのはチェンマイ郊外にある「希望の家」という山岳民族の養護施設でした。

日本人の国際看護師・大森絹子さんが創設した施設です。

そこで、エイズや麻薬、貧困で親を亡くした子供たちと1年半の間、一緒に過ごし、現地で経験したことを一冊の本にまとめました。

2005年。角川書店より「スマイル! タイ・希望の家の子供たちとの500日」(現在は、(株)学研パブリッシングより電子書籍化されています)を上梓しました。


タイから帰国後の3年間は、東京でフリーライターとして活動していました。

週刊誌の記者として、事件、事故、政治家や芸能人のスキャンダルなど、いわゆるパパラッチとして、張り込みや突撃取材などを経験しました。


その後、京都に戻り、大阪の小さな出版社に勤務。グルメや旅の雑誌や企業のPR誌を作っていましたが、社長と馬が合わず、わずか半年で退職。

同時期に、椎間板ヘルニアを患ってしばらく無職のまま、治療に専念しました。


2006年。貯金も底をついたので、このままではダメだと、当時、東京で健康食品の通販会社を営んでいた親友2人を頼って上京しました。

そこで、イチから通信販売の仕組みを学んで、1年半後に京都に戻り、ひとり起業します。


2008年。健康茶やサプリメントを販売する通販会社、(株)やまちやを創業しました。

従業員15名のアットホームな小さな会社です。来年、創業15周年を迎えます。

そして、ようやく、2022年。新規事業として、サステナブルやエシカルをテーマにしたこのCLASSLOBEを立ち上げました。


どうでしょうか? めちゃくちゃ長いバイオグラフィーですよね?(苦笑)


自分で書いていても、ちょっと長いな、いろいろあったな、と(苦笑)

でも、これでもかなり省略して書いたつもりです。


このコラム記事のタイトルは「Everythig Flows」(エブリシング フローズ)としました。

日本語に訳すと「万物は流転する」という意味です。

「この世に存在する全ての物は同じ状態にとどまることなく、変化し続ける」という古代ギリシアの哲学者・ヘラクレイトスの言葉といわれています。

私の好きな仏教用語の「諸行無常」にも通じる言葉です。


自慢ではないですが、私自身、いろいろな土地での暮らしや仕事を経験しながら「流転」してきたので、そこで得た経験だけは、豊富に蓄積されたと自負しています。

これからこのコラムで、今までの経験から、私が感じたこと、学んだことを少しずつ皆様にお話できたら、と思っています。