Everything Flows vol.3 『地球規模でやればできる、の証明に』

代表の高木です。年始からインフルエンザに罹ってなかなか大変でした(苦笑)。

まったく自慢できる話ではないですが、実はよく、インフルエンザに罹ります。

20代の頃からずっとインフルの流行期になるとすぐに罹ってしまい、高熱にやられました。一人暮らしでインフルエンザになると、食べるものにも苦労するので、本当に大変なのはよくわかっていて、それから毎年、ワクチン接種もして手洗いうがいなど万全の対策をとっているのですが、どういうわけか、それでも数年に一度、罹ってしまうのです。

そんな話題を出すと「自分はインフルエンザに罹ったこともないし、ワクチンも打ったことがない」という人にたまに出会います。話を聞きながら「すごいですね~!」と感嘆しつつ、内心は「うらやいましい。なんで、自分は?」と複雑な心境になってしまいます(笑)。

ちなみに、今回は去年の12月上旬にワクチン接種をして、ちょうど3週間ほど経過した年末年始に感染。ワクチン効果が効いているだろうという時期の感染でした(涙)。

最近のインフルのワクチン代金は高額です。抗インフルエンザ薬もいくつか開発されていて、今回、私は1回の服用で治療が完結するというゾフルーザという新しい薬を処方してもらいました。

それでも、40度近くまで熱があがり、悪寒に襲われ、体の関節が痛んでなかなか大変でした。そんなツライ思いまでして、わずか1ヵ月ほどでワクチンと治療薬と診療費用で、かかった費用は1万円越え、、、正直、気持ちの整理がつきません(笑)。

急に話は変わりますが、インフルから立ち直って、すぐに仕事始めとなり、何かとバタバタしていた中、地球環境問題に関して、明るいニュースが飛び込んできました。

以下、CNNニュース・WEBサイトからの抜粋です。

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化学物質による破壊が指摘されてきた成層圏のオゾン層が、今後数十年後で完全に回復するという見通しが明らかになった。

国連の専門家委員会が、9日、4年ごとに出している報告書の中での発表でした。

オゾン層は太陽光に含まれる有害な紫外線を吸収して生物を守っているが、1980年代後半以降、冷蔵庫の冷媒やスプレーの噴射剤に使われる化合物・フロンなどによる破壊が問題視されてきた。

最新の報告書によると、フロンなどの全廃に向けて「モントリオール議定書」が発効した89年以降、破壊物質は99%削減された。このまま対策が続けば、オゾン層は世界のほとんどの地域で2040年、北極では45年、南極でも66年には、1980年のレベルまで回復するという。

世界気象機関(WMO)のターラス事務局長は、この結果を受けて「オゾン層への行動は気候行動への前例になる」と指摘。オゾン層破壊物質の排除に成功した例から、化石燃料から脱却して温室効果ガスを削減し、温暖化を抑えるために「何ができて、何をしなければならないのか」を知ることができる強調した。

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環境問題や気候変動などに関しては、圧倒的に暗いニュースや悪い未来予測が多い中、これは本当に明るく、地球の未来に期待が持てる報告でした。

かつて、オゾン層破壊の問題がメディアで盛んに取り上げられた時、私はまだ学生でしたが、おそらくこのままオゾンホールはどんどん広がり、やがてオゾン層がすべて無くなるのでは、というかなり悲観的な予測までありました。

それが約30年後、世界の国々、人類の努力によって99%まで削減されたのです。

正直、現在の温室効果ガス削減などは、昨今の世界情勢を考えると、実現はかなり難しいかと思っています。しかし、このオゾン層への行動や経験が、私たち、人類にとって「やればできる!」という証明になったのではないでしょうか。

30年後、2050年代、未来の私たちや子供たちに胸が張れる行動を取りたいですね。